大正風イラストを描いてみよう~大正浪漫PartⅣ~

姫だる

大正浪漫だけに、又一段と古臭い感じの絵だね。

殿だる

今回はどの様にして、この古臭さを演出していったか解説するよ。

目次

レトロ大正をイラスト再現

今回は、このシリーズ初となる大正時代の水着を「大正風」でイラストで表現してみました。

大正時代は、現代と比べ「水着」と言うより「洋服」に近い存在だったイメージですが、その中でも特に有名なのは「シマウマ」と言われるワンピースタイプの水着ではないでしょうか。今回は、そのワンピースタイプの水着の女性を「大正風」のイラストで描いてみました。

因みに、ヴィビィットなピンクの髪の毛の女性は、インスタのフォロワーさんのオリジナルキャラ「ななめちゃん」です(作者より許可を頂いています)。本来がフリフリの洋服が似合いそうな現代的な女性ですが、果たして、彼女の世界観と大正浪漫がマッチするのか。ある意味実験的要素も含め作成開始です!

デッサンの基本「棒人形」

早速、全体のアタリを取っていくのですが、今回は「棒人形」からデッサンをおこしています。

顔だけなら適当にアタリをとるのですが、私の場合、特に全身を描く場合「棒人形」からカタチをとった方が、結果あまり時間をかけずスムーズに描ける事の方が多いですね。

「大正浪漫」大正時代をイラストで再現。大正時代の水着を水着を描いてみた。
①基本となる棒人形を描いていきます。
「大正浪漫」大正時代をイラストで再現。大正時代の水着を水着を描いてみた。
②アウトラインに「線」を描きます。しかし手足が短い、、、。
「大正浪漫」大正時代をイラストで再現。大正時代の水着を水着を描いてみた。
③「ななめちゃん」の特徴はクルクルのカールヘアー。地味に難航した部分です。

とりあえずアニメ画

下書きが終えた所で、色を重ねていきます。今回はアニメ画風で描いています。しかし、私が描く「線」は相変わらず固いですね。色合いがハッキリすると余計に浮世絵の「線」の様に見えます。

更にここから大正風「演出」を施してみたいと思います。

「大正浪漫」大正時代をイラストで再現。大正時代の水着を水着を描いてみた。
④アニメ画風にベタ塗り➕陰影弱目に塗ってみました。
「大正浪漫」大正時代をイラストで再現。大正時代の水着を水着を描いてみた。
⑤背景の海は、緑ベースで着色。これはこれで好きな感じになりました。

レトロの肝は「ぼかす」

まずレトロ風味を出す為、絵全体をぼやかしていきます。

基本画の上から、プロクリエイト既存のブラシ「ソフトパステル」を強弱をつけて重ねています。その後背景の飛び込み台と人影を遠近法を用い薄く描き、古さを演出する為「鉛筆ブラシ」でスクラッチをかけてみました。

最後に写真っぽい雰囲気にする為、薄く黒でエアブラシをかけています。

最後に、雑誌風に仕上げた背景にイラストと文字入れをし完成。「色」の濃淡が強いとどうしても現代風になりますが、全体のぼかしとスクラッチをかけるだけで「古く」見えるようになりました。

これでの「ななめちゃん」が見事、大正時代にタイムスリップ完了。

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この記事を書いた人

車&バイク好きの愛媛在住のお絵描きおっちゃんです。「心に残る1枚を」をモットー”縦横無尽”に描きます😊 ランクル300、2年待ってやっと納車。バイクはクロスカブ50です。

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